午前5時半に起床し、6時50分に家を出た。お世話になる病院が大阪から遠方のため、8時の新幹線に間に合わせるためである。
午前10時、無事に病院に到着。明日の手術の説明や入院のオリエンテーションを受け、後は部屋でPCに向かい、仕事をしながら時間をつぶす。
午後3時、妻が手術の説明を聞くためと、明日の付き添いのため遅れて病院に到着。久しぶりに夫婦水入らずでゆっくりと話をした。
午後4時、主治医から手術の説明を聞いた。一度聞いていたが、改めて聞きなおした感じだった。とても分かりやすい説明であったが、聞けば聞くほど、首のあたりが痛くなる感じがした。
午後6時、夕食をとる。
午後7時、明日から入浴できないので、シャワーに入る。
午後8時から妻と談笑し、午後9時消灯。
総じて穏やかな一日であった。
2013年のアーカイブ
専門医にもメールしてみました
ブログの方からの返事をいただき、「これだ!」と思い、それで病院を変更し、現在に至っている。5月
のGW明けに大阪からは遠方であったが、日帰りでレントゲン、MRI、3DCT、入院のための諸検
査(肺レントゲン、血液検査、肺活量、心電図など)を済ませ、診断してもらい、手術の予約を済ませ
ました。インターネットでの情報収集に明け暮れた今年1月からの奮闘であったが、何かの縁であろう、
明後日からお世話になる医師に巡り会えた、今はこの一期一会を大事にしたいと思っているし、この医
師にかけている。しかし、人生万事塞翁が馬であるなあとつくづく思う今日この頃です。手術の方法も
さることながら、医師と患者とはスタンスが同じでないといけないと思いました。この「頸椎症性神経
根症」は、私の思うところですが、軽い肩コリや首コリ、寝違えなどから始まり、四十肩、五十肩など
と片づけられる場合も多く、手術療法までいかない人が大半なんだろうなと思います。大半の人は、だ
ましだましで湿布やマッサージで済ますのでしょう。医師もそれを勧める場合が多いような気がしま
す。専門医師に手術を勧められないと言われると、自分で何でも即決する私でも躊躇してしまいまし
た。手術レベルか保存レベルかを決めるのは難しい判断ですね。もっと早くに専門医に診断してもらえ
ばよかったなあと今は実感しています。何故、こんなに西洋医学から遠ざかって、整体やマッサージな
どの保存療法に明け暮れていたかというと、15年前に診断してもらった整形外科医との相性が悪かった
からでしょう。当時は手術も2か月くらい入院と言われていたし、そうでなければ、牽引してくださいと
言われ、牽引に通いましたが、「全く効かない」と訴えると、それなら頭蓋骨に穴をあけてワイヤーで
引っ張るしかないと冗談半分に言われたことを今でも根に持っている。整形外科のスタンスもこんなも
のか、手術をしないなら、整形外科など非力なんだなあと、それから15年間も検査を受けないでいまし
た。もし、このブログを見ている人がいたら、精密検査だけでもした方が良いと思います。寝違えや肩
こり、四十肩もひょっとしたら、「頸椎症性神経根症」の前兆あるいは、もうすでに罹患しているかも
しれません。
返事をいただきました。
ブログの方にメールしたら、その日のうちにお返事をいただきました。
すべての質問に回答いただきまして、本当に他人の親切さを肌で感じるものでしたが、同じ症状だったのと、同じ大阪人だったので、非常に親近感を抱きました。
④⑤に対する回答は、入院は5日間で、術後の経過については退院の翌々日から飛行機で出張に行ったとあり、この表現からも、とてもダメージの少ない手術であると思いました。手術の予約も1か月前くらいからとありましたので、これは普通かなと思いました。
実は一番驚いたのは①に対する回答だったのです。私の場合、ほとんどインターネットで探し、4つ病院をハシゴしましたが、この方の場合、そのような症状であること、地元の病院は良くなかったことをブログに書いたら、今回私がお世話になる医師からブログのコメントが入ったのがきっかけだったそうです。お医者さんといえば、病院や診療所に訪ねてくる患者に対して大名商売のごとく対応するのが当たり前と思っていたので、非常に驚きを持ちました。それで、私もその先生にメールをし、翌日丁寧な回答をいただき、現在に至っております。手術まであと4日。思えば頸椎症を患って15年くらい経ちます
が、この症状から解放されるのかな、と期待感と不安感が交互にやってくる毎日なのでした。
ブログの方へメール
【以下、全文を記載(平成25年4月25日 18時15分送信)】
はじめまして、突然のメール、失礼いたします。
○○と申します。
実は、メールをさせていただいたのは、○○様のブログで
「頸椎症性神経根症」で入院されている記事を拝見したからです。
私も同じ病気を患っておりまして、手術することは決めているのですが、
○○様の記事を拝見し、どのような手術だったのかをお聞きしたかったからです。
そこで、誠に恐縮なのですが、もし差し支えなければ、私の質問にお答えいただけないかと思います。
【私の質問】
①他にもたくさん専門病院がございますが、その中からそちらの病院を選択されたのはどうしてですか?
②手術は何カ月くらい前から予約が必要でしたか?
③自由診療ですか?それとも社会保険診療ですか?自由診療の場合、費用はどのくらいでしたか?
④入院は何日間でしたか?
⑤術後の経過はいかがでしたか?
⑥私は15年くらい「頸椎症性神経根症」を患っておりますが、○○様はどのくらいの期間患っておられましたか?
⑦私は頸椎C6-C7の骨棘が神経根を圧迫しているとの診断で、症状は左首のつけね、左肩、左腕上腕、左肩甲骨付近の疼痛としびれですが、どのような症状だったのですか?
偶然発見したブログ
いつものように通勤電車の中、スマホによるネットサーフィンで「頸椎症性神経根症 手術」というような検索をしていると、病院などのHPでなく、個人の方のブログにたどりついた。こんなことは珍しくないことで最近なら自分の闘病記などを掲載されている方はいくらでもいるし、現に私もそうだし、そういう情報で不安が解消されているのである。この方のブログをみると、素人判断ではあるけど、どうも私が受ける手術よりダメージが小さく思えたのである。私の当初予定していた「後方椎間孔拡大術」という「前方固定術」よりは比較的ダメージが小さい手術でも術後一日は寝ていないといられないはずなのに、術後1,2時間で立って普通に歩けるようなのである。もともとダメージの小さい手術を探していたので、最初に辿り着いたのは「PLDD」というレーザーによってヘルニアの中心部を蒸発させてヘルニアを小さくし、神経への圧迫を除圧するというものでした。しかし私の場合、骨棘の変成によるものなので、「PLDD」は適用できないとのことで、どうしても執刀しないといけないので、入院も10日前後と言われていましたから、このダメージの小ささに本当に驚きました。その日は朝からそのことばかり気になっていて仕事も手に付かず、その日の夜、その方にメールをすることにしたのです。
人生とは絶え間ない意思決定の連続なり 2
少し前にお話ししましたが、どういう経過をたどって入院先の病院をキャンセルしてまで別の病院にしようかと思ったかと申しますと、「少しでも体にダメージの小さい手術はないものか?」と日々探求していた結果なのかもしれません。頸椎症性神経根症の手術療法のオーソドックスなものとしては、「前方除圧固定術」と「後方椎間孔拡大術」の2方法が紹介されていますが、「前方除圧固定術」なる手術は脊髄症を患っておられる方などが多く適用されるみたいで、インターネットなどで体験談を拝見しても、とても手術自体にダメージのあることが窺えます。私の場合は、当初の病院では「後方椎間孔拡大術」を予定していました。でも、結局私が選択した手術はそのどちらでもない方法になりそうです。我ながら突拍子もない行動に出たなあと、手術を来週に控えこの意思決定が間違っていないのかどうか不安に思う毎日なんです。しかし、今は手術前だけど、漠然とした不安からちょっとした確信へと気持ちが変化してきています。そのきっかけとなったのが日課となっていた通勤電車のなかでのネットサーフィンでした。先月はほぼ毎日「頸椎症性神経根症 手術」と検索キーワードを入力してスマホ片手にネットで検索することから一日が始まりました。入院先の病院が決まって、手術日の予約まで入れているのに、こういうことをするくらい毎日が不安だったと思います。もちろん来月に控えた手術が無事終わるまでは現在も不安は消えません。ただ、自分の病気はこの方法で手術してもらおうと素人ながらに確信したのは、あのブログを偶然に見つけたのがきっかけでした。
入院手術まであと1週間
緊張してきた。平常心でいようと思い、仕事を遅くまでしたりとか、休みの日は出掛けたりとか、手術
のことを考えないように心がけている。全身麻酔による手術は生まれて初めての経験なので、緊張しな
いわけにはいかないのだ。好きなお酒もやめておこうと思ったりもするが、そんなことをすると余計に
緊張するので、やっぱり呑むか、いややっぱりやめておこう。
人生とは絶え間ない意思決定の連続なり
すこし前に作家のなかにし礼さんの闘病記なるものをテレビで見た。話は闘病記ではあったが、幼少期の戦時体験からだそうだが、物事を決めるときは自分以外の人のいうことを一切参考にせず、自分自身で意思決定をする習慣がついているのだそうだ。その中で、人生は絶え間ない意思決定の連続であり、一つでも間違えたら今ここに生きていないと仰っていた。ガン治療のために放射線治療を医師から勧められても、それを受けることをせず、自分で陽子線治療なるものを探し出し、ガンを克服されたという話である。この意思決定もそうであるが、一つ間違えたら命はなかったであろう意思決定である。
話を自分の闘病記に戻すと、前にお話ししましたが、私もある病院で手術日まで決めてあったが、一般的な手術法とは別の方法が気になり、別の病院で診察を行い、手術を受けることにした。手術は10日後に控えている。この意思決定が吉とでるか凶とでるか、不安な毎日である。家内や両親は急な話しで戸惑っていたが、私も自分で決めたことであり、この意思決定が吉とでることを祈るばかりである。
病院を選ぶ際に感じる情報の非対称性
昨年までは手術を受けようなんて少しも考えていなかった。でも、今は100%手術をしようという考えに変わっている。これは先にも述べたように神経の圧迫による筋委縮が始まっているからである。自分で手術をするぞ、と決めても自分でするわけにはいかず、どこにいるどのお医者さんにお願いしたらいいのか、見当もつかない。今はインターネットという便利なツールがあり、このツールにより本当に助けられている。ヤフオクなどをたまに利用するが、多少のゆがみがあるとしてもほぼ適正な金額で落札されている完全市場である。これは売り手と買い手が等しい情報を把握しているからである。これを情報の対称性というが、病院選びには未だ情報の非対称性が存在している。こんなことをブログに書いているとひょっとして関係者が見ているかもしれないと思ってしまうが、実は最近ある決断をしてしまった。今月に手術の予約まで入れている病院にキャンセルを入れ、また一から検査を行い、来月に別の病院での手術の予約を入れるという大胆な行動に出てしまったのである。キャンセルを入れてしまった病院が駄目だというわけでは全然ない。頸椎の専門医としては有数の病院である。ただ、言うなれば病気に対して向き合う私との考え方の違いが私をそういう行動に動かしたのかもしれない。もともと頸椎症性神経根症は保存療法が大半であり、手術療法は数%だそうだ。手術による合併症等のリスクを考えると保存療法の方が医師側も患者側もノーリスクでハッピーということなんだろう。その先生、私の症状よりひどい患者さんの話をよくされていた。要するに「あなたの症状では手術はまだ早い」ということだと思います。でも、筋委縮が進み、腕も満足に上がらない状態になって、「ようやく腕も上がらなくなり、筋肉もすごい細くなりましたので、手術をお願いします。」と私が言うまで時間を引き延ばして欲しいということなのだろうか。これは、最初の方に感じた疑問であったが、その第一印象がずうっと私の中にあったのだろう。それでも手術をお願いしますという私のプッシュで手術に至ったわけですが、そんなに手術がしたくないのだろうかと思っている。ヤフオクのことを先に書きましたが、情報の非対称性が病院選びには存在している。患者が手術を決意したとしても、統計的に神経根症は保存療法が主流だからということか、15年も保存療法でやってきて、それでも無理で、筋委縮もあるし、これは手術だろうと素人ながらに思っても、ある医者はまだ大丈夫といい、ある医者はこれは手術ですと言う。この症状にはこの対処法というように一対一の関係になっていれば良いが、神経などという神がかり的なところを患った自分の不運を恨むしかないのかもしれない。医師側と患者側の情報に差がありすぎるかもしれない。しかし、医師側は患者目線でアプローチする必要があると思うし、患者側も丸腰で行かず、ある程度自分で病状について情報を入手する必要があると思う。可能な限りお互いがもつ情報を共有することが重要であるし、医師側は患者と患者に巣食う病巣を翻訳する役割を果たす必要があると思います。
手術直後
初めての全身麻酔による手術であった。手術室に入って7,8人のスタッフがいたであろうか、手術台の上に乗せられて、色々な器具を取り付けられ、酸素マスクを付けますと言われた瞬間から記憶がない。次の瞬間、「◎◎さん」と自分の名前を呼ばれたことに目が覚めた。臨死体験とでもいうべきか、とても心地よい気持ちから目が覚めた瞬間からあちこちが痛い、生きているという実感は再び痛みから始まった。その後、医師や看護師、妻から声をかけられたが、意識が朦朧としていてあまり覚えていない。この文章は一日経ってから書いているが、手術時間は4時間であったようだ。医師からは、頸椎症の症状は神経への減圧を行ってもしばらくはリバウンドがあり、100%の改善をすぐには望めないそうだ。確かに言われた通りであった。むしろ、手術する前より疼痛や痺れがある。筋肉のけいれんもあり、とても不安な気持ちになった。明日からの回復に期待したい。とても長い夜であった。
