ロックンロールから久しいが、、、

「It’s been a long time since I rock and rolled」はLed Zeppelinのロックンロールの歌い出しであり、和訳するとどういう感じだろう、私なりに訳すると「ロックンロールに魅了されてから久しいが、、、」という感じかな。もう50歳前(あと4年)だというのに、別に小指立てて演歌を歌うわけでもなく、今でもロックミュージックが大好きである。
最近、地元のお祭りがあって、ちょっとしたバンドが演奏したんだけど、次男坊(8歳)が「パパ、あのギター、線みたいなの(コード)が大きな音の出るやつ(アンプ)に繋がっていて、凄いかっこいいねん。」て、とても興奮気味に私に話してくれたんです。「アンプにコードが繋がっていてかっこいい、、、、、、。」 なんて嬉しいことを言ってのけたんだろう。とても感激してしまった。私も子供の頃、あのディストーションで歪んだエレキギターの大音量に鳥肌が立った記憶がある。私はギター少年だったので、いつか息子たちがロックミュージックに興味を持ったら、それを口実にしてギターとアンプを購入しようとひそかに考えている。その次男坊の言葉で忘れかけていたロックンロールが思い出され、またI PODでロックンロール三昧となっている。
そんな折に、マイケルモンロー(Michael Monroe)の新作が出たみたい。知っている人には説明は要らないが、元ハノイロックス(Hanoi Rocks)のヴォーカルであり、一貫してロックンロールを貫いている私のアイドルである。曲調は極めてシンプルなロックンロールであるが、スピード感、ワイルド感があって、とてもかっこいい。新作と前作(日常に追われ、マイケルがリリースしたのさえ知らなかった)をアマゾンで同時に購入し、ただいま到着待ちの状態である。とても楽しみである。私のお薦めは、ハードだけどメロディアスな曲の多い「Not Fakin’ It」、1枚しかアルバム出さなかったけど、大阪のライブにまで行ったDemilition23のファーストアルバム「Demolition23」、この2つは最高に良くできたロックンロールアルバムと思う。マイケルもちょっと歳とっちゃったけどね。でも、アルコールやドラッグなどをやらない、とてもストイックでスピリチュアルな兄貴なんです、本当に。

Billy Joelと関係代名詞

私の洋楽との最初の出会いはBilly Joelである。小学校5年生くらいだったと思うが、第1次接近遭遇はネッスルのチョコホットのCMで流れたHonestyだと思う。とても良い曲だなあと小学校高学年の筆者が思ったのだから、本当に良い曲なんだと思う。最初は黒人のシンガーだと思い込んでいたが、その後白人の歌手であることが分かったのはBilly Joelとの第2次接近遭遇である「Glass Houses」というアルバムである。30年以上過ぎても、今でも覚えているのが、そのアルバムのライナーノーツにこのように書かれていた。
“People who live in the glass houses should not throw stones.”(ガラスの家に住む人は他人に石を投げるべきではない。)ちょうど英語を中学校で習い始めた頃だったろうが、私は学校で英語を習ったというよりはBilly Joelから学んだと言っても過言ではない。良い曲でも何を歌っているのか分からないから、必死になって英和辞典で和訳していたのを覚えている。このライナーノーツの”who”は、「誰?」って文章の中にどうして疑問詞が入っているんだろう?なんて考えだし、それが関係代名詞であることをすぐに突き止め、周りの友達が知らないことを自慢に思っていたのを今でも記憶している。多少自慢話になるが、中学校では英語の試験は99点未満の点数を取ったことがなかった。これもビリーのおかげである。

 あとで分かるのだが、私が大ファンになったきっかけの「Glass Houses」というアルバムはBilly Joelがピアノ弾きにはロックンロールは出来ないだろうと揶揄されたことに対する彼の返答ともいうべきアルバムで、このアルバムの中の”It’s still rock’n’roll to me”は全米第1位に輝く曲なのである。いわば、過去のファンをある意味裏切ったような曲調のアルバムであるともいえる。私も個人的にはあまり好きな曲ではない。Billy Joelは、やはりピアノ弾きのままでよい。とても良い曲が「Glass Houses」よりも前にたくさんある。また、独断で紹介していきたいと思う。

Carole Kingが好き

好きな女性のタイプはというと、容姿もさることながら歌の上手い女性に心惹かれる私なのである。カラオケなどで流行りの歌を物まねのように歌う類の歌の上手いのではなく、スタンダードを上手に歌ってくれるのがいい。まあ、そういう女性にめぐりあったことは実際にはないので、大概はプロの女性ボーカルに陶酔して欲求を満たしている。ということで、一方的に私の好きな女性ボーカルを紹介していきたいと思います。というか、音楽全般好きなので、好きな音楽について、どんどん語りたいと思っている。
Carole Kingは学生時代に京都の北白川のイタリアンレストランでデートしていたときにBGMで流れていたのを、お店のスタッフを捕まえて、かけているCDを持ってきてもらって、メモして帰ってからのファンである。まあ、どのCDも基本的に良いが、その中でも「Tapestry」を紹介したい。彼女の有名な曲が詰まっているので、Carole King入門盤としてお薦めであるが、私はその中で「You make me feel like a natural woman」が大好きである。Celine Dionや最近ではSuperflyのカバーでも有名かもしれないが、これはオリジナルが良い。また、歌詞には思い入れが詰まっている。男運のないわが姉がようやく見つけた伴侶との結婚式に司会を務めた私が新郎新婦登場のバックに流すためにセレクトしたBGM(結婚式のBGMはCeline Dionのカバーを使用)である。ちなみに、余談であるが、姉は既に離婚してしまった。30オーバーで結婚される女性なんかは沁みる曲だと思いますけどね。


Looking out on the morning rain
I used to feel uninspired
And when I knew I had to face another day
Lord, it made me feel so tired
Before the day I met you, life was so unkind
Your love was the key to my peace of mind
Cause you make me feel, you make me feel,
You make me feel like a natural woman


朝になって雨が降ってるのを見ると
何もしたくない気持ちになってしまっていた
また一日が始まるのかと思うと
それだけで、疲れきってしまって
ああ、神様、どうしようって
あなたに会ったあの日が来るまで
人生そのものに恵まれていないように感じていた
でも、あなたが安らぎへの扉を開いてくれた
あなたと会って
女性って本来こういうものなのかもって
感じられるようになった
そう感じられるようになった

QUEEN GREATEST HITS(SACD)

QUEENは中学1年生のときからファンであり、かれこれファン歴は30年を超える。月並みだが、BOHEMIAN RHAPSODYはその中でも特別な存在。中学校のときにFMラジオから流れたBOHEMIAN RHAPSODYを聞いたときの衝撃は今でも覚えている。始めてエレキギターを手にしたときも最初の練習曲に選んだのはBOHEMIAN RHAPSODYのギターソロパートだった。少し古い映画になるが、ウェインズワールドで主人公が車に乗って、カーステレオからBOHEMIAN RHAPSONDYが流れるシーンはあまりに有名。(ちなみに、この映画のなかでLED ZEPPLINのSTAIRWAY TO HEAVENのフレーズを楽器屋で弾こうとして、楽器屋に「天国への階段は弾いてはいけない」と注意されるところもおもしろい。それだけ、ギターキッズがSMOKE ON THE WATERと並んで最初に弾くフレーズなのかもしれない。)
ところで、SACD版のQUEENのGREATEST HITS(VOL1)はぜひ聞いてほしい。いままで、QUEENのコレクションは輸入版LPから始まり、20周年記念のREMIX版が付いたもの、40周年記念のデジタルリマスタリング(未発表テイク付)など、節目節目で買わされてきたが、このSACD版はちと高価ではあるが、音質が全然違う。特に、BOHEMIAN RHAPSODYは制作のときにオーバーダビングをしすぎたせいなのか、LP版のときは少しノイズがあったが、それがSACD版では感じられない。また、低音の響きが良い。クイーンファンといえば、私と同じ40代後半の方も多いことでしょう。ぜひ、大人買いしてみてほしい。ただ、CDプレーヤーがSACD対応でないとダメなので注意されたし。