4月に入ってろくなことがなかった。熊本の地震の惨状を目の当たりにし、他人の不幸を横目に忙し
い毎日を過ごしていた矢先であった。また大好きなアーティストが天に召されて行った。あのマイケル
ジャクソンと並び評された希代のスーパースター、プリンスのことである。死因は明らかにされていな
いが、享年57歳であった。
プリンスの音楽はいつも彼の人生を冒険たらしめるほど、刺激的で前衛的であったと思う。僕は何度
も彼の音楽に勇気づけられた。僕はよくアーティストが発表する作品を自分のそのときの心情と置き換
えて同化する癖があるのだが、プリンスの音楽はいつも僕を勇気づけてくれた。国家試験の受験生時代
は毎日が地獄のような日々で暗闇をさまようような毎日であり、今日精一杯生きたけど、明日こそ死の
うと毎日思っていたが、そんな弱気な僕を支えてくれたのがプリンスの音楽であったと思う。彼の音楽
は常に挑戦であったし、あの反骨心あふれる精神性がたまらなく好きであった。よく、プリンスのファ
ンは変わっていると言われていたが、僕もその類であろう。
プリンスの音楽はセクシャルなパフォーマンスのダンスミュージックとカテゴライズされがちである
が、あまり皆が気づかない目立たない曲の中にこそ、彼の愛に殉じた精神性が色濃く特徴づけられた珠
玉の曲が多数含まれている。最後に、僕の好きなとても美しい曲を紹介して、このセンシティブな章を
終わりにしたい。
4月 2016のアーカイブ
イタチごっこ
皆さんは「イタチごっこ」の意味を考えたことがありますか?最近、あることに悩まされていて、思わず辞書で調べると、「互いに同じことを繰り返し、いつまでも進展しないこと。」とあった。元々は江戸時代後期の子供の遊びが由来らしいが、そんなことはどうでも良い話で、私の場合、先月末くらいに本当のイタチと進展しないバトルを繰り返していた(悲)。
事の発端は、イタチが私の愛車の中に巣を作ろうと夜な夜なボンネットの中に入ってマーキングをし、それだけではなく、いろいろなパーツをかじっていくのである。ネットで調べて、「忌避剤」という燻製の匂いのするものをボンネットの中に置いたり、木酢液を脱脂綿に染み込ましたものを置いたり、クレゾール液などを染み込ませたり、いろんなことを繰り返すが、1日来なくても、2日後にやって来て、またマーキングをしていくため、まったく進展しないのである。これぞ本物のイタチごっこ
である(悲)。どうにか打破しようと、あれこれ試すが、まったく進展がない。せっかくの愛車なのに、動物園の檻の匂いがして、とても悲しい気持ちにさせられてしまった。
しかしながら、イタチごっこで終わらせるわけにはいかないので、鼻ではなく、目や耳を攻撃する方法に打って出た。イタチごっこ第2ラウンドである。夜行性の動物なので、明るいのを嫌うらしく、ボンネット内にLEDのパトライトを設置してみた。目に対する攻撃である。また、実際これが一番効いたかもしれないが、耳を攻撃する超音波発生装置を購入した。これは非常に有効であったかもしれない。設置以降、猫も来なくなったからである。余談であるが、この超音波装置、侵入者があると高周波を発生する仕組みになっているのであるが、一度実験したとき、息子たちが耳を抑えて、もがいていた(笑)。所詮、息子たちは小動物レベルなのだろう(笑)。ともあれ、いまのところイタチごっこは私の勝利に終わっている(嬉)。
写真は、誇らしく我が家と愛車を見守る超音波発生装置くんである。