決勝戦のあと、すぐに表彰式にうつるんだけど、最初に準優勝だったジョコビッチが準優勝のプレートを贈呈され、そのあとスピーチを述べる。この準優勝者のスピーチにいつも泣かされることになるのが毎年のこと。昨年のウィンブルドンはフェデラーが優勝、マレーが準優勝で、そのマレーが本当に悔しそうに最初に放った言葉が「Very close(もう少しだったのに)」だった。目頭を熱くしながら述べたマレーの本当に悔しそうな横顔にジーンときて、思わず涙してしまった。まあだいたい毎年、グランドスラムでは準優勝者のコメントに泣けてくるんだけど、今年の全米オープンは違った。優勝したナダルのスピーチの言葉に感動して泣いてしまいました。
優勝者の話の内容としては、始まりは準優勝者への賛辞の言葉であり、だいたいは月並みな表現で、あまり心に響かないんだけど、今年のナダルがジョコビッチに言った言葉はいつもと違っていた。「ノバク、君との決勝戦は特別なものだけど、僕に決勝戦であのような高度なプレーをさせるのは相手が君だからなんだよ。」正確ではないかもしれないけど、このような内容の言葉だったと思う。とてもナダルらしい飾りのない戦った相手に対するリスペクトを感じさせる素晴らしいコメントで、思わず涙してしまった。ナダルは本当に復活し、メンタル、フィジカルともにチャンピオンの風格があるなあと感じました。しばらく王者の座に君臨するかもね。来年以降にも期待したい。
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全米オープン2013の王者はナダル
40歳から運動不足解消という目的でテニスを始めた(いや、30歳のときにはじめたが、怪我で断念したので、正確には再開したが正しい。)。今は、頸椎症を完治すべくテニスを止めているので、楽しみはWOWOWでテニス鑑賞することくらいである。今年の全米王者はナダルであったが、決勝戦で見る第1シードのノバク・ジョコビッチと第2シードのラファエル・ナダルに凄まじい気(オーラ)を感じる。昨年の全豪オープンの決勝戦もこの二人であったが、この二人の対戦を観て、改めてテニスの奥深さを知る。
二人の緊張感がテニス観戦をしている私にまで伝わってくるから、3Dテレビなんか要らないほどである。私もたまに草テニスでシングルス戦をすることがあるが、コートに立った時のあの孤独感には藁をもすがりたい気分にさせられる。少し大げさだけど人生そのものであるなあと感じてしまう。どれだけの応援団がいたとしても、周りで応援してくれるだけで、プレイしているのは独りであり、平均して時速150kmくらいのスピードで飛んでくるボールをさばきながら、瞬時に策を練ってウィナーを決めないといけない。しかもテニスは、自分のサービスゲームで40-0となっていたとしても、一瞬の気の緩みから相手にペースをつかまれると、ファーストサーブが入らなくなり、あれよあれよという間に40-40となり、結局ゲームを落としたりする。
このナダルとジョコビッチの試合は、まさにそれの連続である。今年のジョコビッチはテニスに負けたというよりは精神力でナダルに負けたという感じであった。いや、あのクラスになるとテニスをしているというよりかは、メンタルなところで勝敗が決まってしまうので、テレビ観戦をしている私にも緊張感が伝わってくるのであろう。二人の対戦をまた観たい。そして、またテニスの奥深さをさらに知らされることになる。
秋の空に願いを込めて
主治医先生から「手術後平均して3カ月で改善傾向が見られますから、リバウンドによる不快感は辛抱して下さい。」と、何度もメールで励ましていただきましたが(私が手術後の経過報告で不快感を都度訴えていたので)、しかし先週の一週間は正直一番辛かった(涙)。
激痛というんじゃないけど、肩こりと頸こりのひどい感じがずっと頸と肩に常駐している感じ(先週の一週間だけの症状で、原因不明)で、頸を後ろに反るとキーんと神経痛が増すし、どうなってるんだろうという感じで、日曜日なんか前の日にデパスを2錠服用して就寝したので、一日中ぼうっとしていて、ほとんどソファで気絶したようにうたた寝していました。土日にかけて24時間くらい寝てたんじゃないかな。本当に先週は最悪の一週間でした。軽い鬱になっていたと思います。家内も心配していたしね。自分で分かっているんだけど、元気が出ないから仕方ないという一週間でした。私の場合、頸椎症が原因ですが、神経痛というのは本当に怖い症状をもたらすんだと思いました。
ところが、今週から一転して、その頸こり肩こりの常駐が姿を消して、すごく気分が楽になってきました。ふと、空を見上げると秋の空で、過ごしやすく、かつ酒の旨くなるシーズンの到来を感じ、ひょっとしたら、秋は頸椎症を治す季節なのかなあという気がしてきました。爽やかな風や虫の音、仲秋の名月や星空(ちょっと田舎に住んでいるので)が気分を楽にしてくれ始めたなあと感じます。あと、3週間、どうかこのままリバウンドが収まってくれればいいなあ、と秋空に願をかけてみるのでした。
WOWOWで全米テニス観戦
テレビでテニスを観戦する場合、テレビカメラの角度にもよるのだが(ほぼ真後ろからの通常より少しローアングルが好き)、女子はあまり迫力がないので、ほとんど見ない。ただ、予選上がりの選手が出る場合のみ観戦することにしている。一昨日は、久しぶりにテレビで凄まじい試合を見た。3回戦、C・ジョルジVSウォズニアッキである。どちらを応援したかというと、カミラ・ジョルジという選手である。対戦相手のウォズニアッキといえば、元女王であり、どんな試合をするのかと思っていたし、1セット目はウォズニアッキがとったから、やっぱり元女王は強いなあと思っていたら、そこから2セット連取して、ジョルジが勝ったのである。久しぶりに良い試合を観た。
ものすごいハードヒッターであったし、とても度胸が据わっている感じがした。私も見習わなければいけないと思った。しかも美しい選手であった。個人的にはシャラポワより美人と思う。そんなことはどうでもよいが、彼女のファンになってしまった。現在は世界ランキングは136位だけど、30位くらいまではいくんじゃないかな。いや、いって欲しいな。がんばれC・ジョルジ、遠く大阪から応援しているぞ。
家族で古座川へ
一年の楽しみのひとつは家族で川遊びに行くことである。清流マニアとでも言うべきか、清流が大好きだ。家族旅行も長男坊が中学校にあがるまでだろうが、それまでは毎年続けたいと思っている。今年は持病の頸椎症の手術を受け、術後の後遺症とでもいうべきか、左腕に若干の痺れが残っており、家族には今年は諦めるように伝えていたが、その痺れが術後一カ月くらいで少し和らいだので、急に気分が高揚し、急遽行くことに決まり、先週末に行ってきたのである。
高知県四万十川の支流、奈良県天川、十津川、和歌山県では、日置川、富田川、古座川、大塔川、三重県では、宮川、銚子川など、まだまだあるが、これらの清流をベースに旅行を企画している。なかでもお気に入りは古座川である。私のソウルプレイス(魂の帰る場所)である。川釣りを楽しんで、泳いで、河原でバーベキュー、時間があっという間に過ぎていくとても楽しい時間である。
ところで、私は「千と千尋の神隠し」を観てから、川は神様が座するところと信じている。以前からそのような気持があったが、青く澄んだ清流にとても神秘的なものを感じる。だからゴミひとつ残さず帰るようにしているし、バーベキューもコンロを使用している。しかし、心ない民が炭やペットボトル、花火の燃えカスなどを置き去りにして帰って行く。気が付いたら拾うことにしているが、いつかあいつらには神の天罰が下ると思っている。話しを映画に戻すと、大阪人なので、あの汚れ神は道頓堀川かなあと思ってしまう。自転車が出てくるシーンがあるが、私は何回も道頓堀川から自転車が出てくるのを見ているからかもしれない。
昨日よりジョギング開始
神経根症の痺れも冷感が伴わなくなってきたので、気分がすごい楽になってきた。退院直後すぐにジョギングを開始する予定であったが、そんな気分にはなれず、左指先の痺れのせいでかなり鬱な気分であった。思えば、今年の1月から退院までの約6カ月間は、まさに心身ともに半病人であった。症状自体は15年あまりであるが、この6カ月間は本当に辛かった。この失われた6カ月間を取り戻すために、昨日からジョギングを開始した。いや、ジョギングを開始したい気分にようやくなってきたというべきであろう。
ジョギングウェアやジョギング時に聴く小さなIPODまで用意していたのに、少し開始が遅れていた。距離は4,200m、時間にして30分であった。途中で息切れするかと思ったが、何とか完走できた。その後、腹筋、ダンベル、柔軟体操をこなし、合計1時間半くらいのメニューである。しかし、細くなった上腕三頭筋はどうやれば効果的に太くなってくれるだろう?鏡を見るたびに不安が募る。
今朝、昨日のリバウンドが出ないか不安であったが、問題なかった。若干親指の痺れがあるような気がするが、まあ気にならないレベルである。
今年は中止しようと思っていた家族旅行も急遽昨日予約を入れた。急なので、ほとんどいっぱいだったけど、なんとか家族サービスも出来そうである。
クリアアサヒのCMソングにモノ申す
松下奈緒が出演する「リッチしよう」というCMは苦情が殺到し、一旦打ち切りになったCMであるが、その理由はあえて言わないことにするが、私のような音楽好きにはむしろ復活した「リッチしよう」の新CMのバックで流れるウルフルズの「かわいいひと」とのアンマッチに腹が立つ。結局、終始このCMのプランナーは駄目かもしれない。
このウルフルズの「かわいいひと」という曲は平成版の「母に捧げるバラード」であって、決して松下奈緒のような恋愛の対象となる可愛い異性に対して歌っているものではないからである。古くは、美輪明宏の「ヨイトマケの唄」に通ずる母への賛歌であり、ウルフルズのこの歌はそういう意味で私のお気に入りの曲だからであり、何も分かっていないCMプランナーがさびの部分だけをアルコールのCMに採用しただけで、まったく分かっていないから本当に腹が立つのである。だいぶ前のTVであるが、武田鉄也氏が三輪明宏氏の前で、母に捧げるバラードは美輪さんの曲をパクリました。すみませんでし
た。と冗談ぽく謝っておられた。たしかに「今も聴こえる」で始まるフレーズはそっくりかもしれない。でも、それを言ってのけた武田鉄也氏のことはその番組を見てからファンである。まあ、それはさておき、クリアアサヒのCMプランナーもう少し唄の行間というか本質に触れてほしいものである。
初ガツオ
この季節はカツオが旨い。家族で高知へ旅行に行った時、カツオのたたきのあまりの旨さに感動し、それからはこの季節になると、カツオのたたきをいつもお取り寄せしてまで食している。皆さんも一度お試しあれ。くれぐれも冷凍ではなく、冷蔵のカツオのたたきを注文されたし。ちなみに、私は多田水産(http://www.tadasuisan.com/index2.html)で注文している。別にこのお店に義理もなにもないし、他にも業者さんはたくさんあるだろうけど、とりあえず私はここで毎年注文している。
カツオには日本酒が合う。私のお勧めは「獺祭(だっさい)」http://www.asahishuzo.ne.jp/index.php)である。特に遠心分離の製法によるものがよい。磨きについては私は五分のもの(一番安いやつ)が一番口に合う。ちなみに、このお酒の名前である「獺祭」、「獺」は一時でカワウソと読む。カワウソは獲った獲物を食する前に並べるそうである。このカワウソの行動に因んで、五穀豊穣を祝うときのお祭りだそうだ。まあ、縁起のよいお酒ともいうべきか、味も神経が研ぎ澄まされる感じがするほど旨い。
ということで、カツオのたたきと獺祭で春を満喫したい。
穴釣りというのものを体験
昨日は、穴釣りなるものを体験した。息子たちも春休みということで、特に釣りに興味のある次男坊から再三にわたり、釣りに連れて行くよう要求されていた。ちょうど釣りが趣味の義理の弟と一緒に泉南方面へ出向いた。私はボウズだったけど、息子たちはガシラやメバルなどを釣って上機嫌で帰ってきた。テトラポットなどの隙間に糸を垂らす釣りの仕方で、地味な感じだったけど、結構大きなものも釣れて興味深かった。釣果はこんな感じ、、、。
プロと素人の境界線
こういうブログを書く前に、そもそもブログ形式のホームページを作成することになるのであるが、プロバイダが提供しているものは、プロバイダの宣伝が載っていたり、機能に制限が入っていたり、使用目的が制限されていたり、何かとうるさく、私に言わせると自由度が小さい。そういうときは、素人ながら自分で作成しようとトライしてみるのが私の性分である。このブログも1日がかりで作成したが、それでも1日で完成させた。Movable type Open Sourceというフリーウェアを用いるのであるが、特に特別な知識は必要なく、ネットでかき集めた情報と諦めないという根性で作成した。素人技なので、プロのような洗練さはないが、これで十分である。
ネット社会は情報などが足を運ばなくても簡単に手に入る世の中である。私自身、専門職で生計を立てているが、専門職であるがゆえに聖域とされている部分もあるが、それ以外のところは特に素人技でも構わない部分もある(すべてではなく、違法ということになるのであろうが)。便利な世の中のツールを享受しながら、戦々恐々とする毎日でもある。