4年ぶりとなるインフルエンザへの感染であった。またもや息子から下請けたのであるが、この時期に感染するのはB型とよばれるインフルエンザウィルスであるらしい。しかし、人類の生命体としての歴史はこのウィルスとDNAに常に支配され続けていると言っても過言ではないであろう。DNAが生物の個体を拝借して遺伝子情報を後世へと伝えるように、ウィルスも一定の抗性を保ちながら、生物へ時折りアクセスして来るといった感じである。ちょうどその抗性を試すかの如くである。本当にやめてほしい。
先週の水曜日に発症して1週間が過ぎたが、今回は長男坊が感染源となり、家族全滅であった。このB型なるもの、なかなかの毒性と感染力であったと思う。妻と同時に感染し、仲良く二人で寝ていたのであるが、しんどいながら感心したのは、ウィルスがもたらす正確な病状である。妻とほとんどシンクロしていて、熱の上がり方、下がり方、症状の出方など、分刻みで全く同じで、ウィルスにおもちゃにされている感じであった。本当に情けない。A型はワクチンなどで馴染みがあるけど、B型は馴染みがないせいか、イナビル投与の後も、高熱こそ出ないにしても、37度5分くらいを5日間くらいさまよってい
た感じで、思いっきり体力を消耗してしまいました。皆様も油断することなかれですよ。本当に、しんどいんだから。