梅雨時だから雨降りは仕方ないが、持病の神経痛が低気圧には非常に敏感で、悲しいことに天気予報よりも早く低気圧来襲を予測できてしまう。今日はひどい雨脚で、打ちのめされたような気分になる。
今朝は、長男坊を叱りつけて家を出てきたから、余計に打ちのめされた感じがある。なぜか?以前、「私の闘病記」の中で書いたが、息子は先天性の「くも膜のう胞」による「脳梁欠損症」という病気?、症状?なのだ。要するに、脳の本来あるべき部分である脳梁の一部分が、くも膜のう胞のせいで欠損していると言うべきなのだろう。言語能力、運動能力、コミュニケーション能力が著しく同年代の子供より遅れている(不足している)。ちなみに息子は12歳である。こういう状態であるということは息子が1歳のときにMRI検査を行って分かっているのだが、甘やかしてはいけないと思って、つい親として叱るのだが、その後にとても言い難いが喪失感ともいうべき後悔の念が自分を襲ってくるのである。上手く表現できないが、足の悪い子に、それが生まれつきなのに、どうして上手く走れないんだと叱る感じかもしれない。
家内と家で晩酌をしていると、必ず長男坊の話しになる。次男坊がいるから、今は4人暮らしだけど、我々の老後は3人暮らしになるからその覚悟を今からしないといけないという結論にいつも達している。でも、医学的に、あるいはリハビリ的に、何とか息子の病気?症状?を克服させてあげたいと、いつも考えている。