すこし前に作家のなかにし礼さんの闘病記なるものをテレビで見た。話は闘病記ではあったが、幼少期の戦時体験からだそうだが、物事を決めるときは自分以外の人のいうことを一切参考にせず、自分自身で意思決定をする習慣がついているのだそうだ。その中で、人生は絶え間ない意思決定の連続であり、一つでも間違えたら今ここに生きていないと仰っていた。ガン治療のために放射線治療を医師から勧められても、それを受けることをせず、自分で陽子線治療なるものを探し出し、ガンを克服されたという話である。この意思決定もそうであるが、一つ間違えたら命はなかったであろう意思決定である。
話を自分の闘病記に戻すと、前にお話ししましたが、私もある病院で手術日まで決めてあったが、一般的な手術法とは別の方法が気になり、別の病院で診察を行い、手術を受けることにした。手術は10日後に控えている。この意思決定が吉とでるか凶とでるか、不安な毎日である。家内や両親は急な話しで戸惑っていたが、私も自分で決めたことであり、この意思決定が吉とでることを祈るばかりである。