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強烈なり(T_T)、インフルエンザB型。
4年ぶりとなるインフルエンザへの感染であった。またもや息子から下請けたのであるが、この時期に感染するのはB型とよばれるインフルエンザウィルスであるらしい。しかし、人類の生命体としての歴史はこのウィルスとDNAに常に支配され続けていると言っても過言ではないであろう。DNAが生物の個体を拝借して遺伝子情報を後世へと伝えるように、ウィルスも一定の抗性を保ちながら、生物へ時折りアクセスして来るといった感じである。ちょうどその抗性を試すかの如くである。本当にやめてほしい。
先週の水曜日に発症して1週間が過ぎたが、今回は長男坊が感染源となり、家族全滅であった。このB型なるもの、なかなかの毒性と感染力であったと思う。妻と同時に感染し、仲良く二人で寝ていたのであるが、しんどいながら感心したのは、ウィルスがもたらす正確な病状である。妻とほとんどシンクロしていて、熱の上がり方、下がり方、症状の出方など、分刻みで全く同じで、ウィルスにおもちゃにされている感じであった。本当に情けない。A型はワクチンなどで馴染みがあるけど、B型は馴染みがないせいか、イナビル投与の後も、高熱こそ出ないにしても、37度5分くらいを5日間くらいさまよってい
た感じで、思いっきり体力を消耗してしまいました。皆様も油断することなかれですよ。本当に、しんどいんだから。
誕生日のプレゼントに
家内が誕生日のプレゼントにと言って、新しいテニスラケットと磁気ネックレスをくれました。誕生日は1月なんだけど、ラケットの新作を試打してからゲットしたかったので、延び延びになり、10日くらい前にようやくプレゼントの贈呈となりました。ラケットの効果は、まあ本人のスキルが影響するので、ここでは割愛するとして(笑)、一緒にくれた磁気ネックレスの効果について言及したい。
頸椎症の手術を受けて、術後の痺れを若干引きずっているので、試せるものは何でも試そうと思ってはいましたが、ペインクリニック、整体やビタミン剤など身近なところを試して一定の効果が出ているけど、ここにきて磁気ネックレスなんかで効果が出るはずがないと思っていたら、結構効果は大きかったかも知れない。まあ、ひょっとしたら治る時期にあったのかもしれないけど、なかなかの効き目である。もともと肩こりのひどい家内が自分の肩こり予防にと始めたネックレスらしいのだが、効果があるからと私のために用意してくれていたみたいなんです。今は、肌身離さず着けています。そうもちろん寝る時もです。まあ、頸椎症の方(実際に神経に骨棘やヘルニアがあたっている方という意味)にはあまり効かないかもしれないけど、私みたいに術後の痺れを緩和させるのには、血行を良くするということは基本的だけど良いんじゃないかなあ。値段も手軽だし(私が毎年渡すプレゼントより随分と手軽な値段であるなあと実感する。実に恐ろしい(-_-;)。)、一度お試しあれ。
あの少年を悼んで
「神様、彼はそんなに優しい子ではないので、お願いだから彼を傍に置いておこうなんてことは考えないでください。」
これは、長男坊が2歳のときに、脳神経外科のMRIの結果、「くも膜のう胞の形成による脳梁欠損症」と診断されたときのこと。大袈裟な私は、このような聞いたこともない病名で診断された我が子が死んでしまうのではないかと思い、ちょうど予定していた家族旅行先の沖縄の宿で、当時2歳の息子の寝顔を見ながら、自棄酒で泥酔状態になり、心の中で祈るように叫んだ言葉である。私にとっては初めての子供で、当時は無邪気な優しい笑顔の天使であって、こんなに優しい子供だから、神様は私から笑顔の天使を奪い、自分の傍に置いておこうとするんじゃないかと思って、そんなに優しい天使ではなく、普通の子なんですと念じていたことを憶えている。実際、長男坊は神様の傍らに連れていかれずに済んだみたいで、現在も家族の一員である(脳梁欠損症は治らないんですけどね)。
川崎市の事件は痛ましい事件である。あの少年の遺族の方の胸中を察すると、子どもを持つ親として行き場のない悲しみや憤りを感じずにはいられない。マスコミ報道でしかあの少年の人となりは分からないけど、とても優しく、皆から愛された少年のようだ。神様は、優しい天使のような少年だったから、彼をこんなに早くにその傍らの天国へと連れていってしまったのだろうか。ここに少年のご冥福をお祈り申し上げたいと思います。
文中の「神様」に宗教的な意味あいはなく、私の心の中にある偶像であることを申し添えておきます。
今日のバブリンカは特別強かった & 近況報告
今日の準々決勝のS・バブリンカは特別強かった。我らが錦織君も歯が立たない感じでしたね。バブリンカのシングルバックハンドはフェデラーを超える破壊力を持っているなあと改めて感じました。このシングルバックハンドはスイートスポットにあてるのが本当に難しいので、錦織君のバックハンドのように両手でラケットを握るバックハンドに比べて不利ではないかなと思っていたけど、バブリンカくらいになると、逆にシングルバックハンドの利点である角度のある強烈なリターンを打てるんだなあと感心しました。私も下手くそなシングルバックハンドなのですが、希望を与えてくれる今日のバブリンカでしたね。
Stingの新作とちょい鬱な僕。
新作といっても昨年リリースされた「The Last Ship」はEテレのTEDという番組で、その存在を知ってからの購入である。その番組で知ったのであるが、スティングは前作(2003年)から約10年間スランプに陥り、全く作品が書けなくなっていたらしい。その間、ライブアルバムや来日公演はあったので、TEDで話していたほどのスランプがあったとは、正直驚きであった。そのスランプを乗り越えて発表されたこのアルバムで彼の生い立ちを知ることになったが、亡き父との確執と生まれ故郷からの決別などが過去にあったことなどが作品に散りばめられている。イギリス北部の造船が盛んな町で生まれたスティングは、造船工であった父から造船工になることを勧められるのであるが、「父さんのような不幸になりたくない」と、故郷を捨て、現在があることを「Deadman’s boots(死者のブーツ)」という曲で告白している。
この「Deadman’s boots(死者のブーツ)」という曲が非常に深い曲である。曲調は「おじいさんの古時計」のような感じで、わざと訛りのあるイングリッシュで歌っているようである。造船工は死者が出ないと工員の募集はなく、死者が出ていないところをスティングの父がわざわざ持ってきた就職話を一蹴したということを歌にしたのであろうか。私なりの解釈であるが、「Deadman’s boots(死者のブーツ)」は本来なら求人が出るのは死者が出た時、すなわち死者の履いていたブーツということになる。それだけではなく、無理やりこの俺にこのブーツを履かせるのであれば、生きる屍(Deadman)になれということだ、と憤りをあらわにしているとも言える。御歳63歳のスティングが何故今になって、父親との確執を歌にするのであろうか。しかも父との確執や故郷からの決別を歌にしようと決めた時、病人が嘔吐をするような感覚で曲が湧いて出てきたと表現していた。これには観客も苦笑いであったが、第三者には分からない彼のセンシティブなナイーブな一面が窺える秀作であると改めて感じました。
かくいう私は来年で48歳になる。昨年の頸椎症の手術以来、いまだ指先の痺れと麻痺に若干ながら悩まされ、気力でカバーするも、最近元気が出ない日が多く、少し鬱ではないかなと感じることが多くなった。気力で平常心を保とうと思うが、先週は全く気力が出なかった。昨日は近くの山に登り、少し元気を取り戻したけど、最近元気の出ない私の心の糧がスティングの最新作なのでした。