ラッシュ自慢とは、自分が通勤で利用している通勤電車がいかに混雑しているかを自慢し合う会社員の悲哀をいう。これは私が定義したものであるが、結構、ラッシュ自慢はいつの時代も存在する。正直、東京出張のときに椅子のない通勤電車(何か家畜を搬送する電車のように思えたから)が来て、その電車の中で窮屈に乗っている乗客を見て、大阪出身の私は笑いが止まらなくなった記憶がある(笑)。その後別の電車に乗ったけど、半笑いだったので不審者と思われないかなと心配したほどだった。
このラッシュ自慢に匹敵するのが「病気自慢」である。仕事の関係者と酒の席を共にするときなんかは、何を話そうかと考えていて、どうしようもないとき、最近では「頸椎症」ネタを披露している(笑)。現在、出張で宮崎県に来ている。今日は特別真面目な方が来られるのは分かっていたので、どうしようもないときは「頸椎症」ネタでいこうと心に決めていた。予想通り、最初は静まりかえっていたが、誰かが「病気自慢」を始めてこられた。大体、ゴルフ、釣り、家族、趣味の話などが多いが人それぞれなので、なかなか噛み合わない。しかし、病気自慢は内容如何では興味深いから、そういう意味では「鉄板ネタ」なのである。その方は「網膜剥離」で場を盛り上げた(悲)。しかし、なかなかリアルな内容であった。その話が終わり、一瞬話しが途切れた瞬間、「頸椎症」ネタを私が切り出した。自分で言うのもなんだけど、話の組み立て方、起承転結は完ぺきにまとめてあるので、私の中ではもう古典落語の領域である。「網膜剥離」を大きく引き離し、ダントツの優勝であった(と自分では思っている)。少なくとも、特別真面目な方は満足してくれた(笑)。
さらに驚くことにそのお方、実は頸椎症を患っておられたのである。私の話を食い入るように聞いておられたはずである。いろいろと具体的な話までしてあげました。主治医先生のところにひょっとしたら行くことになるかもしれません。
ところで、頸椎症の症状ですが、まだ100%完治にまでいきません。でも、じょじょに症状を忘れていく感じがするので、良い感じである。筋トレはうまくいきませんね。多分、まだまだ根性が足りないんでしょう。根気よく続けるべし。