手術直後(番外編)

今回は、手術中の麻酔があまり多くなかったのか、術後すぐに目が醒めたので、我慢しなくて済むはずの術後の痛さまで味わってしまったのだが、主治医が手術中はじっとしていたから、十分寝返りなどしてもらって結構ですと仰っていた。部屋に一人きりになったときに、そうだ寝返りをうとうと思って、寝返りした瞬間、付けていた酸素マスクのバルブが根元からとれて(写真)、私の口のほうに酸素が来なくなったことがわかった。「シュー」と音がするだけで、こちらに酸素が来ない。ナースコールのボタンも見当たらず、このまま酸欠で死んでしまうのかと覚悟を決めていたら、よくよく考えたら、別に海底でアクアラングが外れたわけでもなく、普通に息が出来ることに気がついた。その瞬間から笑いがこみあげてきて、笑おうとすると今度は傷口が裂けそうなくらいの痛みが襲ってきた。もう最悪の3分間でした。家内が部屋に戻ってきて、異常に疲弊している私に驚いていたのは言うまでもない(笑)。

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