祝・準優勝(錦織君、ちょっとだけおめでとう(*^_^*))

 「二位じゃ駄目なんですか?」なんてトンチンカンなことを言ってのけた政治家がいましたが、駄目に決まっている。初めから二位を目指している馬鹿はいないと思うからである。でも、この話は日本の科学水準を国際的に競う際の話しであり(具体的には予算どりの話しであった)、スーパーコンピュータの演算能力の世界順位である。この話が錦織君のテニスと違うのは結果として演算能力が二位になったとしても別に一対一で対決したわけではなく、そう評価されたということである。
錦織君の場合、決勝まで無敗で上り詰め、世間は騒ぎ立て、錦織銘柄という株価は上昇し、WOWOWは俄かテニスファンが殺到、マスコミは日本の誇りと騒ぎ立てる。そして、錦織君はこれらの雑音にプレッシャーを強いられ、最後に一対一の人間同士の勝負に負けて全米OPを終わることになった。そう、最後に負けて終わるのである。この状態が二位である。彼のメンタリティが正常に保てなかったのは残念なことであった。もっと良い試合が見たかったが、最低の試合であったと言わざるを得ない。別に錦織君を責めるわけでもないが、何故か腹立たしい。準決勝のあと、マスコミはジョコビッチはテニスを人生と捉え、錦織はゲームを楽しんでいると知ったようなコメントをしていたが、テニスをゲームとして楽しんでいるなら、決勝戦で緊張するはずがないし、失礼なコメントである。彼もテニスは人生のはずであり、命の燃焼のはずである。仕事を遊び半分のゲームと考えているのはマスコミの方であろう。
何故か腹立たしい。久しぶりに腹が立った。さあ、明日から気分を平常心に戻し、錦織君を引き続き応援するのだ。

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です